ひまわり(向日葵)
花言葉は【わたしの目はあなただけを見つめる】
日回り(ひまわり)と表記されることもあり、また日輪草(ニチリンソウ)と呼ばれることもあります。
≪ひまわり≫は夏の季語。
大きな1つの花のように見えるますが、頭状花序と呼ばれ、多数の花が集まって1つの花の形を作っています。これはキク科の植物に見られる特徴です。他にガーベラも頭状花序です。
同様の作品が複数ある理由については、ゴーギャンとの共同生活・制作の為の「黄色い家」に飾るための絵だったと言われています。
しかしゴーギャンとの共同生活は(7点の「ひまわり」を描いた頃)たった2ヶ月で、ゴッホが自らの耳を切り落とすという衝撃的な事件の後、完全に破綻しました。
その後1890年7月、オヴェールで胸に銃を向け終止符を打ちました。生前に売れた絵は『赤いぶどう畑』1点だけでした。
精神学上から見ても、彼の絵に多く用いられている鮮烈な黄色は、精神の不安定さを表しているともいわれております。
ゴッホにとっての向日葵は明るい南フランスの太陽、ひいてはユートピアの象徴であったと言われています。 南仏のアルル滞在時に盛んに描いた向日葵を、精神が破綻し精神病院での療養が始まってからは描いていないことも、その根拠とされています。